全知全能なる神さま

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神さまの存在について少し考えてみましょう。

 

神さまがいるなら、どうしてこんなに残酷なことが起こるの?

 

そんな疑問は絶えません。

 

大震災でたくさんの人が亡くなる。

小さな子どもが、原因不明に突然死する。

 

もし神さまがいれば、そんなむごいことが起こるわけがない。

こんなに祈っているのに、どうしてそんなことが起こるんだ!?

 

そういう疑問は絶えません。

 

神さまがもしもおられるのだとすれば、神さまが全知全能というのであれば、そんなことが起こるわけがない。神さまが私たちを見守ってくれる、願えば助けてくれる・・・。

 

もし、神さまがわたしたち人間を見守る、助けてくれるという存在であるとすれば、こうした反論はきっと正しいのでしょう。

 

でも、神さまは本当に人の味方、人を助ける存在なのでしょうか?

それはひょっとすると私たちのエゴなのではないでしょうか?

 

神さまが全知全能というのはきっと正しいと思っています。ですが、私はもう一つ、神さまの存在について、仮説を立てています。

 

神さまは宇宙を、地球を、人を創った存在である。

だから基本的な寿命も、この世に生まれた意味を持たせている。

 

でも(だから?)、神さまは単に、人を助ける存在ではない。

ましてや、そうした存在を救うほど、やさしい存在ではない。

 

どうでしょうか?

 

宇宙を科学で解き明かすことはできます。

ですが、宇宙と呼ばれるものの外側を説明している人はまだいません。

 

おそらく、そうした外の外の外も含めて、宇宙空間の秩序を作っているなにかの力はある。私はそう考えています。それに名前をつけて神さま。

 

だから人を創ったのも神さま。物質を反応させ、もしくは反応する仕組みを作った存在が神さま。

 

ですが、嵐や災害を起こすもとを作っているのもきっと神さまなのです。それは全知全能だからこそ。

 

では、なぜ人はむごい亡くなり方をするのか。

 

そこにはもう一つ仮説を立てています。神さまはいたずらに、簡単に、もっと言えば、神さまの都合で嵐を創ることもできる。それにどう人が従うか、あがらうかは、むごい言い方ですが、神さまの範疇外。

 

勘違いも、間違いもあるかもしれません。(幽遊白書のようなものでしょうか)。

 

一方で、天寿天命もあるでしょう。ただ、人はそれを受け入れがたいのです。

 

この世に残された人として、見られるつもりだった笑顔をもう二度と見ることができないということをそう簡単には受け入れられないのです。

 

でも、なぜ神さまはそうした人の、受け入れがたいことをするのでしょうか?

 

この続きはあらためて考えていきたいと思います。

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